バスケットボールの練習を家でするには?
バスケットボールの代表的なスキルの一つに「ドリブル」があります。
ドリブルが、このバスケに占めるウェイトは絶大。
ボールを持つプレイヤーはドリブルによって移動できるから、ドリブルはボールを扱うハンドリング技術が圧倒的に求められる。
この記事は、日頃の練習時間が取れない方のために、家でも出来る、ドリブルの上達につながるハンドリング練習法をご紹介します。
ドリブルの目的
バスケットボールにおいて、ドリブルの目的を明確にすることは大切です。
ここでは、あらためてドリブルの目的について考えてみましょう。
バスケットボールの移動手段
バスケットボールでは、ボールを持ったまま3歩以上歩くことは出来ません。
ボールを持つプレイヤーが3歩以上動くためには、ドリブルによるしかありません。バスケットボールにおけるドリブルとは移動のための手段。
言いかえると、ボールを持つプレイヤーがコート上で移動する必要がなければ、ドリブルをする必要はありません。
時には、パスの方が圧倒的に早くボールをゴールに近づけ、得点につながるケースがたくさんあります。
パスすれば得点できるにもかかわらず、ボールを持ったプレイヤーがドリブルしているようではドリブルの意味はありません。
ドリブルとは、ボールを持ったプレイヤーが移動するための手段ですが、その移動は得点につながる有効なものでなくてはなりません。
相手選手を抜く手段
バスケットボールは、5人対5人で得点を競うチームスポーツです。
ボールを持つプレイヤーは、相手選手の一人とあらゆる場面で、1対1を強いられます。その場面で、相手選手を抜いて有利な状況をつくったり、自らシュートに持ち込むのです。
一気に抜き去るドリブルもあれば、フェイントを織り交ぜたドリブルで相手を抜く場合もあります。
いずれも、相手選手のプレッシャーに負けないハンドリング能力が求められるということ。
ボールを持つプレイヤーは、ドリブルによって1対1の場面を打開できます。
各自のドリブルスキルがゲームの勝敗を左右すると言っても過言ではありません。ドリブルスキルの向上は、プレイの幅を大きく広げるのです。
自宅でできるドリブル・ハンドリング上達法
家で行うハンドリング練習は実は数えきれないくらいあります。
参考動画をみても分かる通り数多くあるので、自分でもできそうなものからやって行くと良いでしょう。
ここからご紹介する練習法はとてもシンプルです。
家の中なので、実際にドリブルをする必要もありません。種目も3点に絞りましたので、毎日短時間でも継続されることをお勧めします。
ボールをつまむ
目の前で右の手のひらを上に向けて、ボールを乗せます。
この時、ボールは手のひらではなく、5本の指の腹に乗せてください。
そして、5本の指でボールを強くつまんでボールをできるだけ高く浮かせ。これを3〜5分間続けます。終わったら左手も行います。
ボールの持ち方の基本は、手のひらではなく指の腹で持つことです。ドリブルもこの基本の上に成り立ちます。この練習で指のボールに対する感覚を養ってください。
ボールをスナップする
上記で行ったボールをつまむことを左右両手で交互に行います。
両手の手のひらをむかえ合わせながら、胸の前で肩幅に開きます。
片方の手でボールをつまむとともに手首のスナップも意識して、もう片方の手にボールを渡します。これを交互に3〜5分間繰り返します。
1対1の場面で相手選手はボールを奪いにきます。その時、強力な手首であれば、高速ドリブルが可能で、ボールにさわられても、それをはねつけることができます。
このスナップの練習で手首の強化を意識してください。
ボールとの一体感を感じる
ボールを右手に持って、時計回りに腰の後ろに回し、腰の後ろで左手にわたし、体の前で右手にわたします。
これを20回繰り返します。
終わったら時計回りと逆方向を20回行います。この動作を膝の周りでも同様に行います。
ドリブル中に意識すべきことの一つは、ボールから手を離さないこと。常にボールに手をつけて、ボールと手が一体化している意識が必要です。
この練習でその感覚を養ってください。
メディシンボールを使う
これまで紹介した練習を「メディシンボール」を使用して行います。
メディシンボールとは、通常のボールよりも重い、トレーニング用のボールのことです。私の経験では、メディシンボールによる効果は抜群です。
通常の7号ボールの重さは約760gです。ボールのサイズによりますが、メディシンボールは1kgくらいから市販されています。値段は2,000円台からあります。
スポーツ全般において、重いものを使用するウェイトトレーニングは筋力増強にきわめて有効な手段です。
実際の練習時に、通常のボールに触れた時の感覚の違いに驚かれると思います。ボールコントロールが信じられないくらい楽にできることを体感できるでしょう。
ドリブル・ハンドリング練習を家で行う方法まとめ
バスケットボールにおけるドリブルは、ボールのハンドリング技術が最も要求される技術の一つです。
だからこそ、ドリブルが上達すれば、ゲームでのプレイの幅が広がり、圧倒的なアドバンテージを得ることになります。
今回は自宅でもできるハンドリング練習法を紹介しました。ひじょうにシンプルな練習法ですが、根気よく継続することで、間違いなく効果を実感する瞬間がやってきます。
他のまだ知らないドリブルの秘密。ドリブルで試合をコントロールするスキルが学べる『ドリブル上達革命』のレビュー評価記事はこちら▼
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